漫画のセリフをご紹介いたします
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子供
「うわああん!レンンン!!」
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子供
「やだよぉぉぉ!レンしんじゃいやだぁぁ!!!」
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奥さん
「レン…ッ」
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旦那
「…ッ」
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奥さん
「…あなた、レンとのお別れはしんみりやりたいなって考えてるんだけど、どうかしら?」
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旦那
「うむ…そうだな…出来ることなら家でやりたいが…どこかペットの火葬をやってくれる所はあるのか…」
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奥さん
「そうね…。でも、優輝がレンとのお別れ出来るか…」
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奥さん
「レンは優輝が物心ついたころからずっと一緒にいたし、兄弟みたいに仲が良かったし、遊ぶのも一緒、寝るのも一緒…どこに行くのも一緒だったから、気持ちの整理がつくかどうかが心配だわ」
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旦那
「…確かにな。…でも、レンをこのままにしておく訳にはいかない」
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旦那
「俺達の為にも…一番はレンの為にも、レンにはちゃんと天国に行ってもらわないと…」
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奥さん
「そう、ね…」
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旦那
「とりあえず火葬をしてくれそうな所を探して、優輝にもお別れをしなきゃいけないって事を話さないと」
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奥さん
「分かったわ」
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旦那
「お?ここなんかどうだ?」
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奥さん
「ん?ペットメモリアル ドマーニ…?」
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旦那
「訪問でペット火葬をやっている所らしいんだ」
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奥さん
「へぇ!訪問で火葬…なんて方法もあるのね」
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旦那
「そうだな…って、これ…“大切なペットが亡くなられた時は…”って書いてある」
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奥さん
「本当だわ…えっと…」
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説明文
【大切なペットが亡くなられた時は・・・】
大切な家族であったペットが亡くなられた時は、火葬をする前にお別れの準備をしてあげてください。
人間のようにお通夜をする訳ではありませんが、最後に一緒の時間を過ごしてあげてください。
家にある写真立てやお花、ロウソク、お線香などでも十分な準備となります。
・安置場所について
なるべく涼しい部屋で、ペットシーツなどを敷いた上に毛布などを敷いて、寝かせてあげてください。
・体液などの対策について
あらかじめ新聞紙等を敷いておきましょう。体液が流れ出てしまった場合は優しく拭き取ってあげてください。
・死後硬直について
足の先から進んでいきますので優しく手足を胸の方へ折り曲げてあげてください。大型犬など、足が伸びたままですと火葬炉に入らなくなる恐れがあります。目や口を閉じ、首輪を外し、硬く絞ったタオルやブラシなどで毛並みを整えてあげてください。
・保冷について
お腹や頭など保冷剤で冷やし、特に夏場はこまめに保冷剤を取り替えてあげてください。蓋付きの段ボール箱などでも保冷効果が高くなります。
・遺体を綺麗に保つために
保冷材はタオルなどに包んで結露対策をしてください。皮毛が濡れてしまうと傷みにつながってしまいます。ブランケットやタオルなどをかけてあげてください。 -
夫婦
「…」
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奥さん
「やっぱり…最後のお別れくらいは、私達でちゃんとやってあげなきゃ」
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旦那
「そうだな…。レンにも話して、ちゃんと準備をしてあげないとな」
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奥さん
「えぇ…」
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子供
「やだ!!レンと…レンとお別れしたくない!」
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奥さん
「優輝、でもね…レンをいつまでもこのままにしておく訳にはいかないの。このままにしておく事はレンの為じゃないの」
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子供
「でも…僕、やだよぉ…ッ」
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奥さん
「パパとママだって悲しいの…レンがまだ小さい時からずっと一緒にいたから…でも、ちゃんとレンの事を天国に送ってあげなきゃいけないの…っ」
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子供
「うぇっ…うわああああんっ!!!」
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奥さん
「優輝…っ」
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旦那
「優輝…」
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旦那
「二人とも…レンとお別れをする準備をしよう?」
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子供
「ぐすっ…うん…っ」
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奥さん
「そうね…」
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旦那
「これで準備はできた…」
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奥さん
「それじゃあペットメモリアル ドマーニさんに電話をしましょ」
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旦那
「分かった」
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布施
「この度はお悔やみ申し上げます。ペットメモリアルドマーニの布施と申します」
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旦那
「よろしくお願いします」
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布施
「火葬の方は、お庭に入れさせていただいた火葬車の方で行わせていただきます。わんちゃんの首輪等は外していますでしょうか?」
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奥さん
「あ、いえ…まだ付いてます」
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布施
「火葬の際ですが、金属やプラスチック類は入れる事は出来ませんので、外していただいてもよろしいでしょうか?」
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奥さん
「分かりました…」
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子供
「ママ!」
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奥さん
「ん?」
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子供
「…僕がやりたい…」
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奥さん
「優輝…分かったわ」
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「お花や、大好きだったおやつも一緒に入れてあげましょう」
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旦那
「レン…天国に行っても元気でいるんだぞ…」
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奥さん
「レン…今まで私たちに幸せと愛情をくれて…ありがとう…」
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子供
「…レン…レンが天国に行っても、僕はずっとレンのそばにいるよ…今まで…ありがとう…またね、レン…」
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レン
『わんっ!』
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子供
『!!…レン…?』
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子供
「パパ、ママ…。さっき火葬をする時ね?レンの鳴き声と一緒にレンが僕の足にすり寄ってくる感触がしたんだ…」
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奥さん
「え…」
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旦那
「…きっと、最後の挨拶に来てくれたんだな」
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子供
「――うん」
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奥さん
「優輝―!早く準備しないと卒業式間に合わないわよ!」
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子供
「レンに手を合わせたら行くー!!」
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子供
「レン、最後の小学校…行ってくるね」