ご自宅のなるべく涼しい場所を選んであげてください。

日光の入らないエアコンが効いた部屋がいいと思います。夏場の場合は特に気をつけてください。

いつも窓際の暖かい場所でお昼寝をしてたからという理由で、安置場所を選んでしまいますと、ご遺体が痛んでしまいます。特に夏場ですと腐敗が進んでしまいますのでご注意ください。

ご安置する場所が決まったら新聞紙やペットシーツなどを敷いてから、その上にタオルや布などを敷いて、ご遺体を優しく寝かせてあげてください。体液など流れ出てしまう恐れがありますので、新聞紙やペットシーツは敷いてあげたほうがいいと思います。

死後、硬直が進んできますが、手足の先から硬直してきます。硬直する前に優しく手足を胸の方へ折りたたんであげてください。

まず首輪を外してあげ、毛並みをブラシや硬く絞ったタオルなどで整えてあげてください。その時に目や口が開いたままだった場合は閉じてあげてください。

首輪などはプラスチックや金属などご遺骨に影響を与えてしまう恐れのあるものが使われている場合がほとんどなので、一緒に火葬することはできません。

保冷剤などでご遺体をなるべく冷やしてあげてください。特に頭やお腹の下に保冷剤を入れしっかりと冷やしてあげることが大切になります。なお保冷剤が直接ご遺体に触れないようにタオルなどで保冷剤を巻いてあげてください。保冷剤が剥き出しですと結露し被毛が濡れてしまい、ご遺体が痛む原因になるためです。

保冷の効果を上げるために、保冷剤を置いてあげたうえで、ご遺体の上からタオルや布を掛けてあげることも有効です。

また、蓋付きの段ボールに入れてあげるのも保冷する効果が高くなると思います。

なお、ご火葬の際は段ボールから出していただきます。

愛犬の身なりを整えてあげた後は、お別れをしてあげてください。ご家族だけでなく、よく遊んでくれたご友人などがいれば声をかけてあげてもいいかもしれません。